2014年12月8日

J1リーグ第34節 徳島ヴォルティス vs ガンバ大阪

J1リーグ第34節 徳島ヴォルティス vs ガンバ大阪
12/6、アウェイで行われた徳島戦に行ってきた。
その瞬間を目撃しようと早朝から敵地に乗り込み、その時を待っていたが。

結果は0-0のドロー。正直終わったかと思ったが、浦和と鹿島が共に負けたことでリーグ優勝が決定。試合はしょっぱい以外の何者でもなかったけど、試合は試合、結果は結果。2014シーズンのチャンピオンはガンバ大阪だ。少し間の伸びた歓喜の瞬間だったが、9年ぶりの戴冠に素直に喜びを爆発させた。前半戦の戦いは散々だったが、後半巻き返してよくぞここまで登りつめてくれた。イケイケのサッカーで獲った2005年とは違い、攻守ともにバランスのとれた総合力で掴みとったタイトルはまた格別だ。夢のような時間に浸りつつも、そこにはまだ続きがあるという贅沢。1週間後に三たび歓喜の輪ができることを願うばかり。新スタ祝儀募金が弾むことも。

試合はプレッシャーから動きの固いガンバと11人で守ってカウンターにかける守備の固い徳島とのガッチガチ対決となった。今季最後の試合にかける徳島の意地がすさまじく、なかなかこじ開けられないでいたし、攻撃面でも徳島にあわやのシーンをいくつも演じられた。時間の経過とともにじわじわと焦る様子が見て取れ、最後の方の可能性の感じないパワープレーに頼った姿は見ていられなかった。しかし、48分を過ぎると突如攻めるのを止めてボールを回し始めた。状況が飲み込めず殺意が湧きそうになったが、すぐに理解した。決まったんだと。試合終了の笛がなり、しばらく経ったあとでピッチ上の選手やスタッフたちに他競技場の結果が伝えられると、ようやく歓喜の輪が出来上がった。真っ先にゴール裏へ駆け出す宇佐美を見てこみ上げるものがあった。シャーレを誇らしげに掲げる監督や選手たち、涙や笑顔や色んな表情を浮かべて喜ぶ姿は美しい以外の言葉はない。ナビスコの時にも言ったけど、もう一度言う。そんな選手たちの姿を見られるのが何よりうれしい。こんな幸せな気分にさせてくれてありがとう。

 さて次は、と書けるのがうれしいね。次は天皇杯決勝、相手は山形だ。2014年を締めくくる試合で、3冠がかかった大きな大きな試合。相手の山形はJ1昇格を決めておりノリノリで向かってくると思われるし、ガンバ相手にどこまでやれるかを来季のものさしとしても見ているだろう。また、天皇杯など大一番にめっぽう強いザキさんや今や時の人と言ってもいいGK山岸がいる。川西は契約上出場できないみたいで残念だが、その契約条項がまさか天皇杯決勝という大舞台で効力が発揮されようとは思ってもみなかっただろう。今の山形が川西を欠くのは相当な痛手だろうが仕方がない。ガンバとしてはリーグ制覇でメディアに呼ばれるなど忙しいとは思うが、それも今日までとして、この先いつ巡ってくるかわからない3冠へ向けてしっかり休んで、周到な準備をしてほしい。2014年を勝利で締めくくろう!

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