2014年12月1日

J1リーグ第33節 ガンバ大阪 vs ヴィッセル神戸

J1リーグ第33節 ガンバ大阪 vs ヴィッセル神戸
11/29、ホーム万博で行われた神戸戦に行ってきた。
天皇杯準決勝から中2日、疲れはあるが高みを目指す選手たちの躍動を信じてホーム最終戦を観戦したが。

結果は3-1で勝利。“神戸キラー”宇佐美の2ゴール1アシストの活躍もあり、ホーム最終戦を最高に気持ちいいかたちで終わることができた。しかも、鳥栖vs浦和が引き分けたことにより、最終節を前にして首位に浮上し自力で何とか出来るところまできた。まだ何も手にしていないと言い聞かせながらも、ニヤニヤが止まらない。いや、あそこで言わないと逆に…場を盛り上げるために言いました(笑)。」とキャプテン遠藤の最終戦セレモニーでの力強い3冠宣言の挨拶に、それを上回る監督の声が裏返りながらの挨拶に万博のボルテージは最高潮に達した。さあ3冠まであとふたつ、まずはリーグ最終戦の徳島戦だ。

試合は前半最初だけ攻められはしたが、そこを凌いだあとはほとんどこちらのペースで試合を運んだ。手を変え品を変え相手ゴールに迫り、先制を決めたのは宇佐美。ドリブルで左サイドにボールを持ち込み、相手DFの動きを見極め放ったシュートはゴール右隅へと吸い込まれていった。前半終了間際には宇佐美が左サイドでドリブルし絶妙のタイミングで中へ転がすとパトリックが中央で合わせて2-0となった。相手DFはパスのタイミングについていけず、パトだけがわかっていたかのように反応して飛び出した、ふたりのコンビネーションが生んだゴールだった。これで前半を折り返す。

後半に入ってもガンバのペースは変わらず、すぐに追加点が生まれる。宇佐美が右サイドでのパスカットからそのままドリブルでエリア内に侵入しシュート。今度はゴール左隅へと吸い込まれていった。3-0としてかなり余裕を持って試合を運び、危ないシーンもあったがGK東口による好セーブなどで点は許さず。このままゼロでと思ったところでエアポケットのように失点するが、問題はなかった。そして試合終了間近、終わってもいないのにスタンドのあちらこちらで歓喜の声が湧き上がる。また選手家族席で観ていたヨメクレイをはじめとするブラジリアン嫁たちからも悲鳴にも似た喜びの声が。そう、鳥栖vs浦和が1-1になったとの情報が駆け巡り場内が騒然となった。ほどなくこちらの試合もリンスで仕上げることもなく終了し、得も言われぬ大歓声で競技場が包まれた。終了直後に浦和戦が1-1で終わったことを伝えるために、両手人差し指を上げてピッチ上の選手に駆け寄る宇佐美を見て、2005年の大黒を思い出した。あれから9年、いよいよというところまで来た。我々はどうしても浮かれてしまうが、監督や数人の選手のコメントを観ているとその様子はない。次の試合、必ず勝利して喜びを爆発させることと信じている。

さて次はリーグ最終戦、アウェイ徳島での戦いだ。最下位のチームとはいえ、ホームで最後となれば普段以上の力を発揮してくるものと思われ、決して簡単な試合ではないだろう。状況が状況なだけに、優勝を経験したことのない若い選手が浮足立つかもしれない。しかし我々には歴戦の猛者である遠藤や今野、そして明神という心強い存在がいる。特に今野は最終戦の怖さを演出したことのある選手だ。目の前での優勝を阻止しようと、番狂わせを演じようと必死でくるチームの怖さを知っている。あの時は敵ながらこちらのアシストをしてくれたが、今度は味方として大いに後押ししてくれるだろう。あとはその時を待つだけだ。アウェイなので仙石さんの煽りMCはないけど、力強いあの声での「俺たちこそが最強だ!」を脳内リピート再生しつつ、この1週間を過ごそう。

0 件のコメント:

コメントを投稿