2014年11月27日

第94回天皇杯準決勝 ガンバ大阪 vs 清水エスパルス

第94回天皇杯準決勝 ガンバ大阪 vs 清水エスパルス
11/26、天皇杯準決勝の清水戦をスポーツバーで観戦した。
3日後にリーグ戦を控える中、全てタイトルを狙うガンバが準決勝の舞台でどう戦うか注目したが。

結果は5-2で勝利。岩下とジェソクを休ませたぐらいであとはほぼいつもと変わらないメンバーで挑んだガンバは、直近の試合から9人を入れ替えた若手主体の清水をねじ伏せて決勝進出を決めた。点差は開いたものの内容としては今ひとつで、勝ち進んだことだけが次へのモチベーションとなった試合だった。トーナメントだし、3冠を目指すガンバにとってはそこが一番重要なのだが。

試合は開始早々に宇佐美のシュートを相手GKが後逸し先制するところから始まった。直後にはCKからパトリックの頭で追加点を奪った。しかし、ここから難しい展開へと動いた。早々とリードを奪って気が抜けたようなガンバに対し、折れなかった若い清水が攻勢に出て、あっという間に2得点して試合を振り出しに戻した。勢いにのる清水に対してバタバタとした守備を繰り返すガンバだったが、なんとかこらえてこれ以上の失点は許さず。その中で倉田のパト専用クロスとも言える高いボールを放り込むと、ディフェンスを抑えつつパトリックが追加点を決める。この時、先制を許した動揺か取り返すべく大きく飛び出したGKはタイミングが合わずボールに触れなかったのもラッキーだった。倒れる相手DFとGKを横目に仁王立ちのパト強すぎ。これで3-2と1点リードして試合を折り返す。

後半に入り、清水の攻勢に晒されるも相手のシュートがGK正面やバーに阻まれたりもあったが、修正できたのか体を張った守りで防ぎ続けた。そしてやっと生まれた追加点はパトの足での落としから宇佐美の見事なループシュートが決まり4-2となって勝負あり。パトは目測を誤ったのか頭で行こうとしてたが合わずに、慌ててだした足がちょうどの頃合いで宇佐美の前へ転がったように見えたがどうなんだろう。その後交代で入った佐藤が右サイドでパスカットしそのまま上がり、またぎを入れつつディフェンスを外し中央のリンスへと折り返す。受けたリンスもうまくディフェンスを外しゴールを奪った。リーグ浦和戦のお返しのようなパトサトコンビの得点で5-2としたところで試合終了。リーグ戦は浦和次第だが自分たち次第のこの天皇杯で、見事に決勝の舞台へと駒を進めたのはすごい。あとひとつというところまで来たが、その前にリーグ戦のふたつを獲りにいかなければならない。

さて次はホーム最終戦となる神戸との戦い。 内容はともかく、この試合で2得点した宇佐美は気を良くして挑めるだろう。しかも相性の良い神戸が相手だ。ほぼベストメンバーで挑んだので疲れが心配だが、岩下とジェソクが完全休養、阿部と大森が半休とできたのは好材料といえるだろう。また今日と同じ雨が予想されるので実力差は出やすいと思う。夢ではなく現実味を帯びてきた3冠に向かって、まずは神戸戦で勝利を。

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