首位決戦ではあるが、みんな怪我なく終えてくれればと願いつつ観戦したが。
結果は0-1で敗戦。連戦の疲労が色濃く、また炎天下での試合となったが、その中でも最小失点に抑えたのは評価に値する。防戦一方で耐えに耐え続けていたが、あの失点のシーンだけがポッカリと何か空いてしまった。またこれまでモノにしてきた数少ないチャンスを生かせなかったのも敗因といえる。負けてしまったのは悔しいが、疲労困憊の中でも今やれることを精一杯やってくれた選手たちには拍手を送りたい。切り替えて中3日で迎える大事な試合に備えてほしい。
試合はお互いに無理はせず、慎重に機をうかがうといった展開で一つのチャンスをどうものにするかが勝敗を分けた。浦和はガンバの肝とも言えるSHをきっちり抑えこみ、FWにも仕事をさせない守備を最後までやり続けた。ガンバも運動量が上がらない、パスやトラップなど基本的なところでミスも多かったが我慢し続けた。後半に入り運動量が落ちてからもそれは続いたが、84分にとうとうゴールを割られる。終了間際のチャンスも決めきれず、そのまま試合終了となった。
苦しい中でもやりきったといえる試合で、特に急増SBの小椋はヒヤヒヤはしたが、それまでの鬱憤を晴らすかのように不慣れなポジションでもきっちり仕事をしていた。しっかりと守備をする、これを全うしてくれた。その分右からの攻撃は激減し、左の藤春にかかる負担が大きくなってしまったが、これは仕方ないことと言える。その藤春も前半からヘロヘロになりながらも走り続けた。ボールを狩り続けた今野を始め、他の選手もみんなそうだった。唯一残念だったのは、途中出場の赤嶺か。ほとんどと言っていいほど効果はなく、これまでどおりで改善は見られず、苦しいチーム事情を救うことはなかった。これなら若さと勢いという代えがたい武器を持つ堂安にかけてみても良かったのでは思わせてしまう。てかほんと、赤嶺頼むわ。
さて次は、これがホントの大一番。ACL最終節の城南FC戦だ。相手がどうこうより、疲労回復や怪我人の復帰など自分たちが抱える問題が多い。中3日でしかもナイトゲームというのが救いだが、苦しいのは変わりはない。そんなことは言ってられないほど重要な試合なので、次のリーグ戦のことは考えず全力で戦ってほしい。それを後押しすべく、多くのサポーターが集まることにも期待したい。
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