2015年5月8日

ACL GS第6節 ガンバ大阪 vs 城南FC

ACL GS第6節 ガンバ大阪 vs 城南FC
5/6、ホーム万博で行われたACL城南FC戦に行ってきた。
どんな形でもいいから勝って次へと進んでほしいと強い気持ちで観戦したが。

結果は2-1で勝利。連敗最下位出発から大逆転でのGS1位突破を決めてくれた。このGSの過程をあらわすかのような試合で、先に得点され厳しい展開となるも後半の中盤に追いつき、そして後半の終盤に突き放し勝利を得た。出だしのコンディションの悪さなどでヒヤヒヤしっぱなしだったが、最後の最後に結果を残してくれた。この勝利で勝ち点10で3チームが並んだが、当該チーム同士の勝ち点とかいうなんかややこしい順位の決め方でGS1位が確定。次のラウンド16ではFCソウルとの対戦が決まった。久々のうらんど16やわー。まだGSを突破しただけで先はまだまだ長いとわかっているが、そのGSの壁が異常に厚いのも知っているわけで、うれしい事この上ない。いやあほんと、久々に心の底から叫んだ試合だった。

試合としてはガンバもヘロヘロ、相手もヘロヘロでお互いにミスも多く厳しいものだったが、執念と言っていいだろう、選手ベンチそして観客までもが一体となって戦い抜いた結果だった。特に後半に入ってからのチームの勢いはすさまじく、まずはこの日誕生日&結婚記念日の宇佐美が同点弾を決め、試合をふり出しに戻してここから行けるぞという雰囲気にしてくれた。それに呼応するようにスタジアムもゴール裏だけでなく、メインもバックも声や手拍子に参加して見事なまでにホーム感を作り出していた。特にボールを奪って攻撃に転じる時の盛り上がり方や2点目に繋がるCK時の期待や願いを込めた盛り上がり方は鳥肌が立つくらいの雰囲気だった。そのCK、ショートコーナーからのボールをファーで岩下が折り返し、そこにリンスが飛び込み、モネールダンスばりに尻で押し込み勝ち越しゴールとなった。その後は守るのか攻めるのか曖昧な感じでヒヤヒヤしたものの、そのまま試合終了。怪我人の多さや疲労のピークをまさに総力戦で乗り切った。

総力戦を個々で見てみると、小椋の右SBは後半に入り危なっかしさが出てきたものの、岩下と交代するまで不慣れながら懸命にこなし、素晴らしい出来だった。試合中、再三に渡ってゴール裏からの小椋コールがあったことがそれを証明している。代わって入った岩下は完全には癒えていない身体ながらCBとしてどっしりと最後をあずかり、またどんどん前に放り込むフィードで、そして2点目をお膳立てしたCKからの必死の折り返しなど貢献してくれた。この交代でCBから右SBにスライドして入った丹羽の出来も素晴らしかった。何よりどんどん駆け上がってクロスを放り込む攻撃的なSBの動きは本職を忘れさせるくらい。ここまで頑張り過ぎるくらいで心配だった藤春に変わり左SBに入った倉田も相手と競り頭で跳ね返すなど守備はもちろん、攻撃にも参加し貢献してくれた。右の丹羽と合わせて両SBが上がってほぼ岩下とジョンヤの2バック状態になるまで、攻撃的姿勢をだし勝ちに行った様は圧巻だった。ここに挙げた選手だけでなく、全員が明確に勝つという強い気持ちを持って戦った結果だ。

さて次はリーグ、アウェイでのサンフレッチェ広島戦。相手は現在5連勝中と波に乗っていて、この中にはFC東京や川崎といった上位陣を含んでいる。川崎相手に失点ゼロの守備の良さを見せて、そこからダイb...いや元気のいい前線へといった感じか。目的を達成し気が抜けそうな試合ではあるが、リーグ上位に踏みとどまるためには倒しておかないといけない相手だ。期待したいのは、ACLが出場停止で移動が国内と休養も栄養も十分の大森晃太郎だ。昨季のナビスコ決勝のいいイメージも残ってるだろうし、ACLで最後貢献できなかった分をここで取り返してほしい。

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