これに勝って浦和へのプレッシャー、ナビスコ決勝への弾みとしたかったが。
結果は1-1のドロー。仙台ディフェンスに手こずりながらも先制し、追加点を奪えないまでも試合をコントロールしつつ合ったが、後半ロスタイムに簡単に放り込ませてしまい、こぼれ球を決められてしまった。浦和との勝ち点が5と広がってしまい、1歩後退した。1週間のインターバルで気持ちが途切れたのか、後ろが弾き返してくれるだろうという思いがあったのか。一瞬のエアポケットのようなものが、ここ数試合続いており、非常に気がかりな点だ。
最近良く見られる前半を凌いで後半にギアチェンジしてという展開はこの試合でもそうだった。なかなかこじ開けられずに0-0で折り返すと、後半開始早々にパト→宇佐美→遠藤とつないだボールを最後は大森が冷静に相手を交わしてシュートコースを作り、ゴールへと流し込んだ。2試合連続となる大森の先制ゴールで勢いがついたガンバはその後も攻勢に出るが、惜しい場面はつくりだすもポストやバーに阻まれたりとなかなか追加点が奪えない。次の1点で試合を終わらせる展開ではあったので、この流れの中で決めきれなかったのが後に響くことになってしまうのだが。このまま試合が進んで後半ロスタイム。プレッシャーもなく放り込まれたロングボールのこぼれ球をおみあいしたのか、躊躇した隙を柳沢に奪われ持ち込まれゴールを許してしまった。柳沢のこの辺の抜け目のなさはさすがだった。逆転を狙いリンスを投入して攻勢を仕掛けるも、このまま試合終了し、痛いドローとなった。
結果は結果、これから切り替えて次の試合に挑んでほしい。それを促すべく、ゴール裏には「頂点へ！闘い極めろ漢たち！」 とのダンマクが出されて大きな声援とともに選手を送り出した。ひとつ目のタイトルを賭けた戦いが待っているのだ。
そう次はナビスコ決勝、相手は広島、舞台は埼玉スタジアム。カップ戦なので、これまでのリーグ戦の勝敗や調子はあまり関係ない、決勝特有の独特の空気の中で自分たちのサッカーが出来るか否かにかかっている。この1週間はサポたちはワナワナした感じ、得も言われぬドキドキとワクワクの中で過ごすことになる。筆者も当日はもちろん現地参戦する。2007年以来のこの舞台に選手たちが躍動し、カップを掲げる姿を見たい。
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