2014年10月30日

J1リーグ第30節 ガンバ大阪 vs FC東京

J1リーグ第30節 ガンバ大阪 vs FC東京
10/26、ホーム万博で行われたFC東京戦に行ってきた。
前節の敗戦を引きずらずに勝利をものに出来るか、その一点のみが大事な試合だったが。

結果は2-1で勝利。絶対に落とせない試合を相性の良くないFC東京相手にきっちり勝利したことは、本当に大きな意味を持つ勝利だ。10月の連戦最後の試合で疲労もピークの中、集中が途切れることなく試合をコントロールしてリードを守りクローズできる強さは感心するばかり。他会場の結果がガンバにとって好ましいものばかりだったこともあり、下と差をつけつつ、首位浦和に勝ち点3差にまで迫った。もう1試合あるものの、ひとつの勝利で入れ替わる数字まで持って行けたのは理想的すぎる。いよいよと言うところまできたのだ。

試合は前半のうちは早いチェックに来ていた相手に手こずる場面も見られたが、それをいなすと徐々にこちらのペースというこれまで通りの展開に。こちらが攻勢に出るも相手の守備も固くスコアレスで終える。後半に入り、これもこれまで通りで、始まって早々にギアを入れ替えてたたみかける展開となり、その中で遠藤のパスを受けた大森が地を這うシュートを放ち、ゴールに突き刺さった。前節は外しまくった大森だが、ここではきっちり決めてくれた。ゴール後は我がことのように喜びを爆発させる宇佐美とパフォーマンス(ロチャ思い出した)を魅せてくれた。ゴール以外はいい動きをし続けていたので、大森自身にとってだいぶ楽になるものだったろう。このゴールで勢いづいたガンバ攻勢に出て、相手ゴールに何度も迫った。その中で遠藤がゴールライン際からのFKを直接決めて待望の追加点となった。パトリックや今野がつぶれ役としていたのもあるが、これは遠藤を褒めるしかないもので、そこ狙う!?というようなもの。この後1点返されるものの、安定感のある守備で守りきり試合終了。失速しがちな秋に負けられない試合でも、落ち着いた試合運びで勝つべくして勝ったような貫禄。大いに期待してしまうが、それは次の仙台戦に勝ってこその話だ。1週間のインターバルでじゅうぶんな休養と調整をしてもらいたい。

あとはこの試合での大森について。彼がボールを持ちドリブルを開始することが攻撃のスイッチであるかのように、一気に前へ出て良い形へと繋がった場面が多く見られたのが印象的だった。これまで倉田や阿部との併用だったり、守備面ばかりが目立っていたように思うが、攻撃的な姿勢が見られたのがうれしい。ようやくゴールも決めたことだし、残り少なくなったが大森の試合を決めるような活躍に期待したい。

さて次はホーム万博に仙台を迎えての戦い。5連敗した後に2勝1敗2分と持ち直してはいるが、乗り切れていないようだ。降格圏ギリギリの14位におり、向こうにとっても負けられない戦いとなっているので、順位通りの結果になるとは考えにくい。上を目指す勢いと崖っぷちの勢いとがぶつかる緊張感のある試合になるのではないか。しかし、今のガンバはそうなっても今節のようにあわてることなく、自分たちのサッカーを披露してくれるだろう。勝ち点3を手にすると同時に、浦和への挑戦権も手にすると信じている。

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