2014年10月6日

J1リーグ第27節 鹿島アントラーズ vs ガンバ大阪

J1リーグ第27節 鹿島アントラーズ vs ガンバ大阪
10/5、アウェイ鹿島戦をスポーツバーで観戦した。
大きな意味を持つ試合で、いやらしい鹿島相手にどう戦うか緊張感を持って観戦したが。

結果は3-2で勝利。終盤で迎える鹿島戦はリーグ戦での勝負どころになることが多く、また熱い試合になることが多いが、この試合もそうだった。主審吉田に壊されそうな感じもあったが、両チームの勝利への想いが上回った。台風の影響で雨が強く寒い中で行われた試合は、それを吹き飛ばすような、ここ数年でのベストゲームと言っていいほど劇的で意味のある試合となった。鹿島を追いかける展開となったが、2度追いつき、そして後半ロスタイムで勝ち越した。最後の最後まで諦めないガンバの姿が本当に美しかった。

前半早々に鹿島に見事に崩され先制を許すが、あまりにも早い時間だったので、焦らずやれていたのではないだろうか。簡単にはやらせてくれない相手なので楽観はできなかったが、パトを使った攻撃でじわじわとこちらのペースに。その中で、遠藤のふわりとしたクロスはパトに合わず攻撃の仕切り直しかと思われたが、相手DFがパトが見えたのかなんなのか、クリアミスしオウンゴールに。予想してない形で攻撃ではなく試合を仕切り直した。相手に幻影を見せるとか、魔術師パトすごい。風貌はそんなんだけど。前半を1-1で終えるが、やはり相手は鹿島は簡単ではない相手、そして嫌いなタイプのダーティーなチームと改めて思わされた。

後半に入っても一進一退の攻防が続いたが、次の1点は鹿島に。先制点同様にきれいに崩され勝ち越しを許す厳しい展開に。だが、ガンバもすぐに追いつく。左サイドで宇佐美が縦へ鋭く突破し中央へクロス、それをパトが相手と競り合いつつも足を伸ばしゴールを奪う。またも振り出しに戻し、お互いに攻めるもGKの好セーブなどで次が奪えないまま、意地のぶつかり合いが続く。そして最後の最後、試合を決めたのは途中出場のリンス。遠藤のクロスに胸トラップ、身体をうまく使いDFを抑えながら反転し、迷いなく豪快に蹴りこんだボールは鹿島ゴールに突き刺さった。最高の仕上げ、苦しい時のほうが多かったであろうリンスが大仕事をやってのけてくれた。このまま試合終了、大きな勝ち点3を手に入れた。これで2位浮上、いよいよ浦和が見えてきた。だが、ここからナビスコや天皇杯と連戦が続く。リーグ戦も浦和との直接対決まで負けられない。しびれるような試合が続くが、そこにいられる喜びを感じながら応援したいと思う。

さて次はナビスコカップ準決勝第1戦、ホーム万博で川崎との戦いだ。これまでの対戦からロースコアで済む相手ではないので油断はできないが、今の堅守ガンバを見せつける格好の相手とも言える。ここまでの勢いだけではなく、築き上げたチーム力で相手を圧倒してほしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿