前の試合をうまくここへ繋いで苦手名古屋に勝ち、浮上のきっかけを掴みたかったが。
結果は2-2のドロー。前半早々にあっさりと2失点しながらも、そこからズルズルといかずに、二川のバースデーゴールなどで追いついたのは良しとするべきだろう。また、最後の最後まで攻撃の手をゆるめず攻めきったのもいい材料だ。
この試合で楽しいと感じたのは、後半途中に二川を下げてジョンヤを入れCBに、今野をSBに出して藤春をSHで起用した場面。守備固めしつつ、前で藤春や阿部に自由にやらせる。そこにポストとして佐藤、後半30分を超えても走れる武井が絡むという形は得点には繋がらなかったものの面白かった。相手が闘莉王大作戦に出たり、セットプレーからのカウンターの応酬で守備を固めたとは言いがたかったり、阿部や藤春がもっと積極的に勝負にいってくれればと思うが、新しい形が生まれつつあるのかもしれないと思わせてくれた。
ただ、いい戦いはしたが勝ってはいない。最低限の勝ち点1をとったまでだ。あわやの場面は多くあった、それと同時に決められる場面も多々あった。そこを決めきれないのが今の順位に留まっているあらわれだろう。これで未消化分を終え、全チームの試合数が同じになった。15試合3勝8敗4分、勝ち点13の16位。厳しい数字が並ぶ。良くはなりながら結果が伴わないとこれまでと同じように悪い流れが断ち切れないので、次の試合は必ず勝利をおさめてほしいところ。
さて次はホームで前年覇者の柏を迎え撃つ。ナビスコでの対戦も決まり、今季は4度も顔を合わせることになる。最初の対戦となる試合で、相手に嫌なイメージ、苦手意識を植えつけておきたい。
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