2016年2月22日

FUJI XEROX SUPER CUP 2016 サンフレッチェ広島 vs ガンバ大阪

FUJI XEROX SUPER CUP 2016 サンフレッチェ広島 vs ガンバ大阪
2/20、日産スタジアムで行われたゼロックスのサンフレッチェ広島戦をテレビ観戦した。
まずひとつ目のタイトルと怪我なく無事に終えることを願っていたが。

結果は1-3で敗戦。現状での仕上がりの差が出たような試合。今季のガンバも従来通り試合をこなしながらコンディションを上げていく感じか。また監督のコメントで「倉田を使って昨季のメンバーで行けば試合前から(どうなるかは)分かりきっていたこと」とあったように、新戦力(特にアデミウソン)との融合という面でこの試合の重点を置いていたようだ。全然と言っていいほど噛み合ってなかったけど。開幕早々に連戦が続き、練習で合わせていくことが難しい状況の中、実戦で試す場としてゼロックスは大きかった。もちろん負けるのは悔しいけど、これを次にどう活かすかでこの試合が価値のあるものになるかどうか決まるだろう。

その新戦力、藤本淳吾は試合を見れば見るほどその信頼度や期待度が上がっていく。チャンスメイク、クロスの精度など既にその片鱗を見せている。また左利きのフリーキッカーとしてバリエーションが増えるので、この点においても存在価値はある。藤本の場合はフィットする云々より、なかったものがプラスされたわけだから、ガンバが合わせていくと言ったほうがいいかもしれない。次にアデミウソンだが、彼に関してはもう少し時間が必要だと感じた。最初の数試合は我慢かな。個の力は間違いなく高いので、早期のフィットを願うのみだ。アデミウソンもこちらが合わすパターンでいいと思うけど、不器用なパトがいるからね。ある程度以上は合わせてくれないと難しいかもしれない。彼の良さを引き出すために、去年もチームメイトだった藤本にかかる期待はここでも大きい。そう考えると序盤の浮沈の鍵は藤本が握ってるかもしれない。ただそのポジションには既に信頼を勝ち得ている阿部倉田大森がおり、また二川もいる。長谷川ガンバの肝であるSH争いが熾烈になればなるほど、チーム力が上がっていくと思うので、猛烈なアピール合戦を繰り広げてほしい。

SHが分厚くなる反面、やはり不安なCB陣。この試合では丹羽と今野が入った。ボランチに成長著しい井手口を使いたいのでこんちゃんにはCBで我慢して欲しいのだが、前に食いつきすぎて怖いと感じる場面が何度かあった。有給の心配が必要な岩下、怪我がちな西野、元々不安なジョンという選択肢はあまりにも不安定だ。岩下が出られる状態なら一定以上は計算できるけど、あとの2人は現状では厳しい。西野に関しては、リオオリンピックまであと半年もないわけで、アピールする場としても試合に出なければならない。メンバーに入ることはもちろんだが、入らずともすぐに名前が挙がる存在にならないと、このまま埋もれてしまう可能性もある。ここは踏ん張りどころ、奮起に期待したい。

さて次はACLのGL初戦、アウェイ韓国で水原三星ブルーウィングスとの対戦。ACLは今季是が非でも獲りたいタイトル。序盤は試行錯誤と言っていたが、去年GLを苦しんだことを思えば、戦力を試すより勝ちにこだわった計算できるメンバーで挑んでほしい。

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