2012年3月27日

ガンバ大阪の決断

3/26、大きなニュースが飛び込んできた。
公式戦未勝利の責任を取り、監督、ヘッドコーチ、フィジカルコーチ、そして強化部長が退任となったのだ。その要因については新聞などでいろいろと報じられているが、結果が伴わない以上、プロとして当然の事だと思う。

選手からの信頼感を得られなかったとかいろいろとあるようだが、先に述べたようにプロである以上、これは至極自然な流れであったろう。長期政権後の難しい状況であったこと、招聘に至るまでの経緯でゴタゴタがあったのも事実だが、やはり結果が出せなければどうしようもない。

また、強化部長に関しても今回の責任を取るのは当然と言えるだろう。前監督や解任された監督・コーチ、そして新監督に対しても失礼な形となってしまったのだから。ただ、アカデミー本部長としての籍は残していることから、一定の功績は認めているのだろう。

さて、ガンバ大阪は松波コーチを監督として昇格させ、実好コーチをヘッドコーチに据え、リスタートを切る。これは最終手段に近い、大きな大きな決断だろう。生え抜きのOBを監督にすることで今回の一件に関して各方面を納得させる、悪く言えば黙らせることに成功したように見える。しかしそれと同時に、クラブにとってレジェントとも言える人物を起用した事でもう言い訳は通用しない、後戻りはできない状況を作りだしたからだ。

ひとつの時代が終わり、これから次の時代へ歩もうとする矢先での今回の出来事。クラブとして5年10年と先を見据えた上で、もう一度ガンバ大阪というものを見つめ直してほしい。こちらができる事と言えば微々たるもので、競技場に通うことぐらいだが、それでもこれを続けて松波ガンバを支える一助になればと願うばかりである。

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