2013年8月5日

J2リーグ第27節 ファジアーノ岡山 vs ガンバ大阪

J2リーグ第27節 ファジアーノ岡山 vs ガンバ大阪
8/4、kankoスタジアムで行われたアウェイ岡山戦に行ってきた。
前節痛いドローと怪我人を出し嫌なムードだが、勝利でそれを吹き飛ばしたいところだったが。

結果は3-2で勝利。アウェイでのガンバ、相手客に適度の満足感を与えつつ勝ち点はいただく、そんな試合だった。ここのところ試合の入り方がまずいのが続いたが、この試合もそうだった。ぬるっとした守備で簡単にシュートやクロスを打たれ、その中で先制される。ここで監督が早々と手を打ち、いまいち活性化しない前線にテコ入れを行なう。二川を下げ内田を入れボランチに、遠藤をひとつ前のポジションへと変えてきた。これが功を奏し、流れをこちらに引き戻す。いい場面をなかなか作れない中、前半終了間際に宇佐美のゴールで同点に追いついた。大森のお膳立てが良かった。これで1-1で折り返す。

後半に入ってもガンバのペース。厚みのある攻撃を見せ、早い時間に勝ち越すことに成功した。大森のシュートのこぼれ球をロチャが押しこむ。さらには直後のCK、遠藤のボールをまたもやロチャが頭で合わせ突き放す。2点のリードを奪い、後はボールをキープしつつ行けるところは行くといった無理をしない貫禄の試合に…、しようと思ったのだろうがうまくはいかなかった。足が止まり始めたり、行くのか行かないのかお互いに意思の疎通ができていないのか攻撃が中途半端なものになり、ボールを奪われピンチを招いていた。そのうち2点めを奪われ、慌てる様は見ていて情けなかった。なんとか逃げ切ったものの、残り10分、ATも入れて15分くらいの戦い方は何がしたいの?と呆れるくらいどうしようもないものだった。追加点を奪いにいくでもなく、キープも中途半端、守備は慌てっぱなし。なんとか勝ててよかったとしか言い様がない。また相手の25番に何度突破され、クロスを上げさせたのか。右サイドのズルズル具合もひどいものだった。勝ったという結果だけが残り、満足感の得られない試合だった。

だが良いところもある。宇佐美とロチャは加入後3試合で3点ずつ、結果を残してくれている。また、この日も大森の動きはよく、攻守に効いていた。最後は足をつって交代はしたものの、コンスタントに結果を残せるようになっているのは喜ばしいこと。やはり宇佐美加入が刺激になっているのか、後はほんとゴールだけの状態。ただ、遠藤と噛み合ってないように見える部分が少なからずあったので、そこも遠慮せず持ち味を存分に出してほしい。その大森本人も「前の方(の選手)だから、アシストという結果じゃなく、ゴールという結果が欲しいです。」とコメントしてくれているので、大いに期待しよう。

また、スタジアムの雰囲気も素晴らしいものだった。満員のスタジアムの中、全力で戦った岡山の選手もそうだし、その雰囲気をつくり出した岡山サポもそうだ。J1に上がったらこういう雰囲気の中で試合するのかと、自チームへの思い入れをさらに強くしたのではないだろうか。その思いがガンバだから、代表選手がいるからとスタジアムに駆けつけた人たちにも伝わり、地元チームを応援するきっかけとなるようなそんな試合になっていたら嬉しい。さらには俗称アシノミクスとも呼ばれるガンバ効果も絶大で、この日もガンバのグッズショップには人だかりができていた。その中には岡山ユニの人も多く並んでいた。ほんのりと風の噂で伝わってきた話では、遠藤タオマフ(300本!?)が完売したとのこと。いろんな意味で岡山の人たちにはありがとうと言いたい。次戦う時はぜひJ1の舞台で!

さて次はホーム万博でアビスパと対戦。前回5月の対戦ではアウェイ仕様の接待サッカーで3-2と勝利している。ホームではそんな必要はない。キープで辛くも逃げ切るといったしょっぱい展開がないような試合を期待している。

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