2014年5月7日

J1リーグ第12節 ガンバ大阪 vs 徳島ヴォルティス

J1リーグ第12節 ガンバ大阪 vs 徳島ヴォルティス
5/6、ホーム万博で行われた徳島戦に行ってきた。
勝たないといけない相手に対してどのように戦うか注目していたが。

結果は3-0で勝利。もっと点を取れた試合だったが、これをリスタートと考えると勝ち点3を得たことがなによりだった。宇佐美の初先発、丹羽に代わって西野などメンバーを入れ替えて挑んだ試合は、終始ガンバのペースで進んでいった。相手のプレスの甘さもあったがパスもよく回り、前線も縦の動きを繰り返し相手ゴールに迫っていた。やりたいことはできていたが、なんとなく残る物足りなさは相手によるところが大きいか。

収穫といえば宇佐美が今季初スタメンとなり、佐藤やリンスができなかったこと、前線の手詰まりを払拭してくれたのは大きかった。ひとつひとつの精度が高く相手に脅威を与える選手が戻ってきたことは本当に大きい。まだまだ細かなミスはあるが、いるといないとでかなり違うチームになるということは証明してくれたと思う。本調子に戻りつつある宇佐美に、久々の先発となった二川が絡み、かなり高いレベルのボール回しが見られた。二川もこれまでには見られなかったようなパスやトラップのミスが目立ってきてはいるが、やはりそのセンスは群を抜いている。控えに回ることが多くはなっているが、出れば結果を残してくれるのはありがたい。

控えといえば、この試合で途中出場となった阿部と倉田もそれぞれゴールを奪っているのにも注目したい。こちらもスタートからでも途中からでも、出れば結果を残そうと積極的な姿勢があって非常に良い。倉田はやっとのことで今季初ゴール。今までならパスを選択してそうな場面で自分で打って点を取ってくれたので、これからもその姿勢を全面に押し出してプレーしてほしい。あとは、ジェソク。加地や米倉が戦列を離れる中、アピールする気持ちがよく出ているのだろう、自分のプレーが出来るようになってきた。試合を重ねるたびに良くなっており、この日もイケイケなプレーで楽しませてくれた。守備にあやしい部分もあるが、後半の最後の方でもフリーランを何本もやっていたので、なんとも頼もしい存在だ。あの動きで生まれるチャンスも多いので、ドSな遠藤からは無視されようとも続けてほしいプレーだ。

もうひとつ。ここ最近はミスが目立った東口だが、この日は抜群の出来。再三に渡る好セーブで無失点に貢献してくれた。中でも追いつかれると覚悟した場面で、片手で掻きだしたあのプレーはMVPクラス。あれが入ってたらズルズルといきかねないチームなだけに、ゴールを上げるよりも大きな仕事をしてくれた。

どの選手もよく久々の快勝に気持よくスタジアムを後に…とはいかず、いろいろと差し引いてみないといけない試合だろう。いい場面はかなり多くあり得点もしたが、ところどころに漂う試合のJ2感。追い風参考記録的なものと捉え、この日できたことを次やそれ以降につなげてこそのこの試合だろう。ダービーやナビスコでそれができなかったからこその今の順位やチーム状況なので、手放しで喜べるものではないのは確かだ。

さて次はアウェイで名古屋との対戦。先にも言ったように、この勢いを持続させてこその今日の試合なわけで、この名古屋との対戦は非常に重要だ。相手は西野イズムが浸透してきたのか、楢崎や闘莉王がいながら見事に失点の多いチームに仕上がっている。元指揮官の前で宇佐美の恩返し弾で勝利する場面を想像しながら、土曜日を待つとしよう。。

あと、このグランパス公式の煽りが素晴らしいので貼っておく。
2014.05.10 13:00 vs ガンバ大阪 RIVAL MATCH | 名古屋グランパス公式サイト

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