3連勝の勢いをそのままに、難敵をいかに倒すかを楽しみに雨の中で観戦したが。
結果は2-0で勝利。試合を通してお互いに持ち味を出せず出させずの膠着状態が続き、我慢が強いられる展開に。強いられようが何しようが我慢できるチームになっているのが今のガンバ。安定した守備で試合を進めて、試合終盤にようやく点が入り、続けざまに追加点も奪い、巧者マリノスに対して粘り勝ちという最高の結果を得た。
前半は、ここまでの相手とは違ってなかなか自由にさせてもらえず、こちらのペースにならなかった。じわじわと相手ペースにハマる展開かとヒヤヒヤもしたが、そこを耐え切って終えたのは良かった。 後半になっても同じような展開の中、少しずつ動きが増えたもののジリジリとした感じは続いた。終盤を迎えて残り時間を計算し始めた頃に待望の先制点が生まれた。前節に続きセットプレーからのパトリックの頭でのゴール。新たな形を得たとともに、警戒するあまり岩下や西野に対して甘くなり、そこからの得点も増えるんじゃないかという期待もついてきた。このままクローズかとおもいきや、カウンターから交代で入った藤春が狙ったのかどうなのかわからない絶妙なトラップで抜けだすと、相手との1対1をこれまた絶妙な間合いで外してスルスルとラストパス。待ち構えていた遠藤が狙いすました場所に見事に決めて勝負あり。 こんな展開でも勝ち切る強さが今のガンバにはあるということが何より頼もしい。
前線でも守備意識が強く、そこでかからなければボランチのところで、さらにそこを抜けられてもDFとGKがきっちりと防ぐ。監督が目指すものに近づいてきているのではないだろうか。交代選手も質を落とすことなくやれてるのも素晴らしい。この試合で言えば藤春。元々不動のと言ってもいいくらい左サイドを預かってきた選手なので当然とも言えるが、久々の出場となった中できっちり結果を残してくれた。ただ監督には「藤春（廣輝）がさらに駆け上がって、という狙いでしたが、なかなかあがらない藤春くんがいまして（笑）。どうしたんだ？と思いながら見ていました」などと記者会見では言われてた模様。もちろん最後に仕事したことへの評価もしており、前線だけでなくサイドの争いも激化という近年稀に見る状態へと入っていきそう。
この勝利で順位を6位へと上げ、トップとの勝ち点差は10となった。まだまだ差はあるが、持ち味のパス回しで相手の体力を奪いに奪えるこの時期に一気にジャンプアップしてもらいたい。かつてあったHOT6でグイグイ駆け上がった時のように。
さて次はアウェイで大宮との対戦。再開後は1敗3分とまたも勝ち星がない相手との戦い。勝ちはないが4試合で7得点とそこそこ取っているので、またも守備力が試される試合になりそう。ただこの試合の冠にはパナホームがつくようで「PanaHome Presents Match」となっている。我がスポンサーのグループ会社ってことでどっちのアレなん？と思わして腑に落ちない感じで相手には負けを味わってもらおう。ついでにくくるも味わってもらおう。
0 件のコメント:
コメントを投稿