2014年4月17日

ナビスコカップ第3節 サガン鳥栖 vs ガンバ大阪

ナビスコカップ第3節 サガン鳥栖 vs ガンバ大阪
4/16、ナビスコ鳥栖戦をスポーツバーで観戦した。
これまで勝ててない相手に対し、ターンオーバーで挑むガンバに期待して観戦したが。

結果は2-0で勝利。なんと楽しい90分だったことか。何が楽しいって、ただ勝ったということだけではなくて、以下のこの試合のメンバーをご覧いただければわかるだろう。氏名横のカッコ内は年齢、Yはユース所属の2種登録選手だ。この次代を担う若武者たちが躍動し、メンバーを落としていたとは言え、最後には豊田まで引きずり出し、苦手意識が強いであろう鳥栖相手に堂々たる戦いをしたんだから、楽しすぎるに決まってるでしょ。

■先発
GK 河田晃兵(26)
DF ジェソク(24),西野貴治(20),金正也(25),内田裕斗(18)
MF 明神智和(36),井手口陽介(17),大森晃太郎(21),二川孝広(33)
FW 高木彰人(16,Y),倉田秋(25)

■控え
GK 木村敦志(30)
DF エブソン(23)
MF 嫁阪翔太(17,Y),市丸瑞希(16,Y)
FW 佐藤晃大(27),小川直毅(18)

これが心躍らずにいられるだろうか。若さへの不安よりも期待感のほうが大きく上回るこの陣容。しかも期待通りの、いやそれ以上の活躍を見せてくれたんだから、うれしさやら楽しさやら親心やらいろんなものが漏れ出てきそうだった。

内田がサイドで常に狙ってる動きで出足よくパスカット、そこからのオーバーラップにクロスにと藤春以上のパフォーマンスを見せたかと思うと、井手口は年齢を忘れるくらい落ち着いて堂々と、またふてぶてしくプレーし、貫禄さえ感じる佇まいだった。高木くんもターゲットやおとりになる動きを繰り返し、チームに貢献。本人は消化不良かもしれないが、こちらも堂々たるプレーっぷり。途中出場となった小川も縦に鋭い動きを見せたかと思うと、中に切れ込んだりと抜群の動きを見せてくれて、しかもプロ初ゴールまで決めてくれた。彼らがピッチで躍動するたび、レベルアップの音が何回も聞こえてくるようで、多くの経験値を手に入れたし、チームにとっても大きな収穫となったことだろう。

彼ら若者に呼応するかのように、倉田と大森も素晴らしかった。この中では少しお兄さんになるのでけん引する気持ちがあったのか、今季のベストとも言えるプレーを見せてくれた。大森は驚くほどの運動量で攻守に渡り貢献。切り替えの早さが素晴らしく、相手カウンターを猛然と追いかけてボール奪取する様は、もはやおなじみの光景。この姿が大好きだ。そして倉田はこれまで不調とも言える出来だったが、この試合は積極性が思い切りの良さが戻っていた。先制のシーンはまさにそれ。コースが見えた瞬間に放ったシュートをGKが弾き、そのこぼれ球を大森が押し込んだ。二人の良さが噛み合い生まれたゴールだった。倉田の復調も収穫だった。後はゴールだけだ。

そんな若者たちに負けじとベテラン勢も良かった。引率感漂う明神はこの若いチームをしっかりとコントロール。彼がいることで安心出来る部分が大きく、持てるパフォーマンスを発揮できていたのだろう。また、二川も小川のゴールのアシストはもちろん、若い選手を鋭いパスや積極的にボールに絡んでいく姿で勇気づけたことだろう。この2人がゲームを締まりあるものにしてくれた。

こうやって色々書きつつもニヤニヤが止まらない。止めるつもりもない。かつてのガンバを見ているかのような、ショートパスをパンパンと繋ぎ相手陣内に攻め入る感じとかキュンキュンした。しかもそれがベテラン、中堅、若手、ユースっ子と全世代が絡んでのことだったから余計にそうなった。年齢差はあるが「ガンバのサッカー」で繋がった彼らを見ているのが実に楽しかった。これを万博で観たいとの思いがふつふつと湧くのも仕方がない。この試合を見た誰もがそう思ったことだろう。現地のベアスタで応援された皆さんは本当に素晴らしいものを目撃して羨ましい限りだ。次の試合、というか明るいガンバの未来が見え隠れした試合だった。

さて次はリーグ戦、ホームで大宮との対戦。先の大阪ダービーとこのナビスコでそれぞれ別の収穫やきっかけが得られ、チームとしてもいい雰囲気だろう。インターバルは短いが、休養できたメンバーとこの試合で活躍したメンバーとの融合を見せ、勝利してくれるもの信じている。あと、決して家長に決められることのないようお願いしたい。

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