直接上位を潰せる一戦でしかもレッズ、負けられない試合だったが。
結果は2-1で勝利。最後の最後での失点は余計だったけど、次に繋がる大きな勝利となった。守備では岩下を欠く中で東口の神セーブ連発や丹羽西野のCBを中心にしっかりとしていた。また攻撃ではパトリックと倉田を欠く中、先発した赤嶺のポストや細かいパスで相手ゴールへ迫るなどいい場面は多くあった。その中で阿部が先制し、長沢が追加点と積み重ね、遠藤のJ1通算500試合出場という記念試合を勝利で飾ることが出来た。いい内容での勝利、しかも相手がレッズといい流れを持って次の大一番を迎えることができる。さあ今週水曜日、いまから色んな感情が入り乱れて身震いしている。
試合は、前半7分に調子の上がってきた阿部のクロスがそのままゴールに吸い込まれ先制と幸先の良いスタート。その後相手の攻撃を受けながらも、東口を中心に防いでいた。相手の出来の悪さもあったのでもう1点ほしいところだったがそのまま前半終了。後半に入っても攻守ともバランスよく、また梅崎や興梠にいつものような怖さもなく、いつ追加点が入るかという感じに見えた。そんな中、追加点を決めたのは途中出場の長沢。遠藤のFKを頭ですらせて移籍後初ゴール。これで安心とおもいきや、下がり気味になったことでレッズの攻撃にさらされるはめに。1点は返されたものの東口神やポスト神などで守りきり、大きな勝点3を得た。これで年間順位3位のFC東京に勝点2差と迫った。リーグは残り3戦。すべて勝つことが条件になるだろうが、プレーオフ進出へ可能性を残した。
選手でみると、久々に先発した西野だったが、カップ戦での出場もあってぶっつけ感もなくすんなりと試合に入れていたのは連戦の数少ない良かった点か。高さはじゅうぶん武器になるので、あとは前線へのフィードとか手癖とか改善していってほしいな。またボランチで出場の井手口も当たり負けしないところを見せつけ、どんどん相手ボールを狩る姿は頼もしくもあった。直接ピンチに繋がるミスもあったが、周りがしっかりカバー。そういうところもまだあるけど、質の高さは見せてくれたし、こちらも順調に育ってほしいな。
あとは長沢。これまでに比べると良かったがなんだか物足りない赤嶺に変わって入ったが、しっかりとしたポストプレーやサイドに開いてロングボールを受けるなど、パトまでとはいかないが与えられた役割をすんなりとこなした。さらに貴重な追加点を決めるなど、ベンチ入りすらなかったこれまでのうっぷんを晴らすかのような活躍を見せてくれた。レッズ戦で奪ったことでサポ心も掴んだことだろう。もう2点ぐらい決められるこれとない場面もあったのでそこは大きな反省だが、計算できると思わしてくれたのは大きい。パトとの交代でもいいし、パト長沢のツインタワーが両サイドを制圧し、真ん中を倉田が切り裂くとかでもいい。リーグやカップ含め残り少なくなったが、その中で存分に存在感を発揮してほしい。
さて次はホーム万博でのACL準決勝2ndレグ。アウェイの1stレグでは先制しながら1-2と敗戦しており、ん？ これナビと同じ流れ。2戦合計の戦い方は直近で経験済みと捉えてもいいかな。もちろん、相手が大きく違うので簡単な話ではないが。ここまでナビスコ決勝進出、リーグ浦和戦勝利と理想的な流れで来ている。また移動もないし、夜通し電話がかかったり、ドアを叩いたりもないので万全の状態で迎えられるだろう。このところ元気のない宇佐美も個々でやってくれると信じてる。広州倒して決勝へいこう！
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