2012年4月16日

J1リーグ第6節 ガンバ大阪 vs 川崎フロンターレ

J1リーグ第6節 ガンバ大阪 vs 川崎フロンターレ
4/14、ホーム万博で行われた川崎戦に行ってきた。
とにかく点の入る両者の対決。だが今回は両チームとも良いとはいえない状態で、お互い監督を解任する中で迎えた。それでもこの試合は点が入るだろうとなんとなく思いながら試合を見守ったが。

結果は3-2で勝利、しかも2点ビハインドからの逆転。良くも悪くもガンバの試合、万博劇場と言える試合に一喜一憂した。これでやっとリーグで初勝利、こんなにも1勝が重いものかと思わされた。

キックオフ直後、1分にも満たないうちに失点という幕開け。あっさりとサイドを破られたり、攻撃の形はできるが最後でもたつき点を奪えない展開が続く。そうこうしてるうちに守備の甘さがモロに出て相手に追加点を奪われる。ゆるふわ愛され系ザルディフェンスは相変わらず。しかし、このままズルズルといかないのが今のガンバ、というかこの対決。前半終了間際に今野のクロスを中澤が決める、CB2人が攻撃で活躍。この1点が実に大きかった。ヒヤヒヤしながらも後半に希望が持てる得点だった。

後半に入り、川崎の猛攻に晒されつつも相手のミスなどに助けられ追加点を与えないでなんとか耐えていた。ここで寺田に代えて二川、いまいち調子の上がらないラフィーニャに代え阿部を投入。二川が入り攻撃に厚みが出て、前半同様動きまわる佐藤に加え、さらに運動量のある阿部が入って前線が活性化する。そんな中、倉田から出た縦パスにワンワンと藤春が猛ダッシュしクロスを上げる。阿部がニアで引きつけた裏に佐藤がスルスルと入り同点弾。今年初めて見るよどみない流れの中からの得点で一気にガンバペースに。二川、阿部投入で活性化された前線をさらに強固にするべく、倉田に代えて正也をボランチに、遠藤を一つ前のポジションへ上げる策に出る。見ていて楽しくなる攻撃的な前線、ヒヤヒヤのゆるふわ守備を交互に見せられつつ、拮抗する展開の中で追加点を奪ったのはガンバ。加地のクロスに合わせたのは阿部。冷静に落ち着いて難しいシュートを決めて逆転に成功。この時の万博の一体感はゾクゾクするものだった。その後ヒヤヒヤながらリードを守り、リーグ戦初勝利を手にした。

結果として一連の交代策がハマったと言える。先日サテの試合で見た印象以上の活躍を見せてくれた阿部だけでなく、本来CBである正也のボランチ起用に注目したい。これは去年サテでもやっていたし、先日のサテダービーでもこなしていたので個人的には違和感はなかったが、そこできっちり仕事してくれたことが何よりうれしい。起用する松波監督はもちろんだが、与えられた場所で結果を残そうとする選手も素晴らしい。チーム状態が確実に良くなっている証拠だろう。ここからの反撃が楽しみで仕方ない。もちろん、ガンバらしく大コケする時もあるだろうけど...。

さて次の試合はACL、ウズベキスタンでのブニョドコル戦。出場停止や怪我などでやりくりが難しい中での戦いとなるが、レギュラーや控えなど関係なく、選手一人一人が自覚を持って試合に挑んでくれることだろう。そして必ずや勝利して帰ってきてくれるものと信じている。

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