2012年4月23日

J1リーグ第7節 ガンバ大阪 vs 清水エスパルス

J1リーグ第7節 ガンバ大阪 vs 清水エスパルス
4/22、ホーム万博で行われた清水戦に行ってきた。
雨が降り、風が強く吹き荒れる天候の中、ウズベキスタン遠征から間もないこともあり、少なからず疲労がある中で迎えた試合。どこまで踏ん張れるかが勝負かなと思いつつ見始めたが。

結果は3-1の快勝。ウズベクでのグダグダ感は全くなく、また心配していた遠征疲れも見せずに全員がきっちりと役割をこなし、今年一番のゲームを披露してくれた。

特に守備に関しては、これまでが嘘のような出来でやればできる子感たっぷり。危ない場面は何度もあったが、気持ちのこもったプレーで点は許さなかった。全員が守備の意識をしっかりと持って、佐藤や武井、寺田を中心に前線・中盤からどんどんプレッシャーをかける。サイドを破られても中で今野や中澤が跳ね返し、点を奪わせなかった。後半ロスタイムに失点したのは残念ではあるが、見方を変えれば90分+αは無失点でいたということ。ガンバ的にこれはもう完封といっていいし、去年ならオフィシャルがパーフェクトというレベル。完封勝利おめでとう。ただ、クロスが上がるたびに出るのか出ないのかハッキリしない、大縄跳びになかなか入れない子のような藤ヶ谷の動きにヒヤヒヤはしていた。

攻撃面では、なんといっても全得点に絡んだ佐藤。1点目は遠藤のロングボールに見事なポストプレーで武井のゴールを演出。迷わずダイレクトでシュートにいった武井も見事だった。2点目は、ラフィーニャの縦パスに反応し抜け出たところをGKによるファールでPKを奪う。佐藤本人は蹴りたかったらしいが、話し合いでそうなったのでラフィーニャがキッカーに。一度は止められるものの、素早く詰めてなんとか押し込んだ。3点目は、これまで全くといっていいほど得点の匂いがしなかったセットプレー、CKからスルスルとディフェンスを振り切った佐藤が頭で合わせた。ゴール後はおなじみになりつつある、ユニのエンブレムをガシっと掴むパフォーマンス。これまでの貢献度に加え、このパフォでサポーターの心をも掴んでいった。謙虚で大人しそうな選手、またガンバから誘われた時も後半からのアクセント的なことを言われていたらしい彼だが、与えられた先発のチャンスをしっかりとものにする貪欲さが備わっていたようでうれしい。

他にも、攻守ともに1対1の強さを見せてくれた寺田、後半30分以降の激走チェイスには感涙するレベルの武井、また途中出場で流れを変える役目が定番となりつつある阿部など、勝利した時は皆が皆いい働きをしてくれているからこそ。しかし、倉田と阿部は絶好のチャンス1対1を外したのは残念だったし、本人たちも悔しかったろう。しかしそれは次にぶつけて取り返してくれればいい。

さて、次は同じようなチーム状況で崖から這い出しつつある鹿島とアウェイでの試合。まだまだ波がありそうだが、この鹿島戦からACL浦項戦、リーグ大宮戦とアウェイでの戦いが続くので、ここでのいい流れを続けてほしい。

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