2012年4月9日

J1リーグ第5節 サンフレッチェ広島 vs ガンバ大阪

4/7、アウェイで行われた広島戦をテレビ観戦した。
直前のACLでようやく勝利し、この勢いに乗ってリーグ戦でも初勝利をと願い見守っていたのだが。

結果は1-4の完敗。前半0-2のビハインドを後半に入り佐藤のJ1初ゴールですぐに追いついたまでは良かったのだが、前がかりになったとこをカウンターで失点し、この結果となった。取り戻しつつあった去年までのリズムはこの試合でも見られたが、負け方が去年のようなものになってしまった。結果が伴わない以上、踏襲だけでは打開できない状況であるのは確かだ。収まらない前線とハッキリしないディフェンス、個の力も大きいが、組み合わせを変えるのもひとつあると思う。

前者は、佐藤が入ることによってポストプレーや前線からの守備は格段に良くなった。問題は組む相手、もうひとつの収まりどころだろう。パウリーニョの離脱や大塚の移籍など選択肢が少ない。だが、この試合で松波監督は、ラフィーニャに変えて横谷を前線で使う策に出た。横谷の持つ攻撃性や身体の強さを考えれば最良の選択といえるのではないだろうか。横谷への期待は大きいのだが、昨日(4/8)のSULで負傷退場しており、怪我の具合が大いに気になるところだ。

後者については、元々ハッキリとしていないとも思うが、大きな決断も視野に入れた変化がいるのではないだろうか。それは今野の使い方である。個の場面、ボール奪取や危機察知といったものはさすがと思わせてくれるが、チームとして見た場合は微妙なものと感じてしまう。中澤との相性なのか、中盤との申し合わせ不足なのか、今のところプラスにはなっていない。ここは思い切って今野を外すか、ひとつ前のポジションで使うかの選択があってもいいんじゃないか。CBにはサテの試合で積極的に声を出しラインをコントロールしていた丹羽を入れ、離脱が長引きそうな明神のところに今野を置く。またチームを作りなおす必要が出てくるが、前監督下でのキャンプが全く活きていない、むしろ大きく不足している中、当然必要となるものなので問題ではないだろう。様々な問題が積み重なり苦しい立場ではあるが、松波監督の判断に注目したい。

そうは言っても次の試合はすぐにやってくる。今週末はホーム万博に川崎フロンターレを迎える。このチームとは噛みあうというかノーガードの打ち合い好きというか、やりやすくもやりにくくもある相手だ。現状であれば、広島以上の惨劇もなくはない。しかし、広島ほどの出来上がった徹底した守備があるとも思えない。楽しみな半面、怖さも…という試合になりそうだが、次に控えるのはウズベキスタン遠征。勝って気持ちよく出発してもらいたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿